蟲師10巻 | Lotus-eater

蟲師10巻

蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)/漆原 友紀
¥620
Amazon.co.jp

たまたま、見掛けて買いました。

もう、10巻まで来ちゃったんですね~。


昔、夫が「アフタヌーン」を買っていたので、私も読んでいたのですが。

何とも言えない、不思議な空気を持つ冊子だなぁと感じました。


その頃はまだ、蟲師無限の住人の連載も、当然・無いほど昔なんですが。

夫は、寄生獣が読みたくって購入していたようです。


あれ?ピースメーカー鐵も、ここでしたっけ?

兎に角、以前は立ち読みだけは、していたのですが・・・

今となっては、其れも止め~。

単行本で、すっきり読むために、楽しみは我慢してました。


さて、今回のお話は~

あんまり残酷な、切なくって遣る瀬無くって、どうしようもない・・・ってモノは無かったような。

光の緒・・・チョット淋しい思いをしたけど、幸せに。

常の樹・・・自然の神秘。理解不能な力。

香る闇・・・怖ろしい程の無限ループ。唯一、ジレンマを感じるお話しかも。

鈴の雫(前後編)・・・人間が神に選ばれるって、無理があると言うか、

             選ばれたからにはやるしかないと言うか。

             人を思う心、感情って・・・何ともなぁ。

と、思いました。


個人的嗜好ですが、

どうにも抗えない自然の力や見えないけど、そこに有るもの達との人間のお話では、

対応しようとしても足りなかったり、思い上がった上にツケを払わされたり・・・

理だけが法律で、感情・その他は一切関知しない。大きな流れには、人の力は成すすべも無い。

そんな結果が好きなので~


今回の蟲師は、優しいお話だったかなと感じました。

多分、この手のお話しが他にも増えてきたせいも有るし、なれて来ちゃったんだろうな。

勿体無い。

モノノ怪のお話しが、エグイ物ばっかりで、良かったから余計にそう感じるのかも。


P.S

蟲師って、コレで最後なんですか?

わわわ、本当に?

だったら、この柔らかな内容。わかる気がする・・・。